殻のブログ

子どもが成長していく過程で生きやすいと思える社会であってほしい…まずは自分が...

セルフコンパッションは自分と共に苦しむ?

セルフコンパッションとは
  • 他人への思いやりを自分にも向けよう
  • 自分と共に苦しみを受け入れましょう
  • 自分を丁寧に扱ってみましょう

 

 

簡単に説明すると

コンパッションとは

「思いやり」「慈悲」の意味です

本来、「思いやり」「慈悲」は

自分へ向けることができるもの

でもあるんです

 

自分を安心させてあげて初めて他者にも

しっかりとした「思いやり」を

向けることができる

という視点に立っています

 

 

詳しく説明すると

コンパッションとはラテン語でcompati

com:共に

pati:苦しむ

「共に苦しむ」なんともストイックな表現...

 

こちらの表現の方がなんだか

しっくりくる方もいるのではないでしょうか

 

コンパッションの辞書的な意味は

  • 思いやり
  • 憐れみ、哀れみ
  • 同情
  • 慈悲
  • 慈しみ
  • 慮る

などステキな言葉が並んでいますね

 

「思いやり」の行動は困っている他者を

  • 助けたり
  • 気遣ったり
  • 寄り添ったり

するような文脈で使われることが多いですね

 

ちょっとブレイク

わたしにも子どもがおり

「思いやり」のある子どもに

育ってほしいという思いがあります

 

しかし、その時に使う「思いやり」は

他者の方に向けた言葉で使っているように思います

 

 

話はそれましたが

セルフコンパッション=自分への思いやり?

セルフコンパッション=自分と共に苦しむ?

 

「自分」とつけるだけで途端に

理解につまづいてしまいますね

 

それだけ「自分への思いやり」が

できていない証拠でもありますね

ご自分に対して

  • 自分を助けたり
  • 自分を気遣ったり
  • 自分に寄り添ったり

ができている?と自分の胸に手をあてて

聞いてあげてほしいです

 

苦しいとき、悲しいとき、辛いときに

「そんなの大丈夫!!」

と言っていないでしょうか?

知らず知らず「こんな自分じゃダメだ!」

と罰していないでしょうか?

これは自分の感情に目を向けていないし

背を向けていることになりませんか?

 

注意する言葉たち

  • 自分はもっと頑張るべき
  • わたしなんて
  • 自分はどうせやったって
  • 結局自分は
  • 自分は人よりもできてない

 

自分を一時的に守るような

「自分はダメ!!」というレッテル

を張って思考が停止する

防衛機能が働いている状態です

 

固まったり回避したりといった

その時その時瞬間瞬間のメリットに

飛びついてしまいます

それが苦しみを助長することもあります

 

セルフコンパッションとは

「自分と共に苦しむ」とは

苦しいとき、悲しいとき、辛いときに

「思いやりという安心感」のある状態で

負の感情に向き合ってみること

 

「正の感情をもって、負の感情に向き合う」

何だか矛盾しているようですが

わりとしっくりくるような気がしますね

 

ただ、なるほど言うは易く行うは難しですね

負の感情に向き合うことで

負の感情は軽減できます

 

 

ひと言でまとめると

セルフコンパッションとは

苦しいとき、悲しいとき、辛いときに

「思いやりという安心感」のある状態で

負の感情に向き合ってみること

 

それが

自分を丁寧に扱ったり

自分の問題に対処したり

自分の価値を認めたり

することですね